●鑿・彫刻刀
●鋸
●玄翁・木槌
●釘締め
釘の頭をを叩き締める道具です。
一番上のは、叩く部分を大きくして思い切り叩けるように特注したものです。
仏像を解体する時や、組み立てる時に使います。
このような単純な道具でも良し悪しがあります。
良い釘締めは、叩いた力が先端に良く伝わります
木槌は鉋の刃の出し入れをする時に使います。
右から2番目の達磨玄翁は、鑿を叩く時に使います。
小さい玄翁は細い釘を打つ時に。
右端のは釘を打つ時に。
それぞれ役割が違います。
●コクソヘラ
漆木屎(ウルシコクソ)を充填するヘラです。
竹で出来ています。自分で削って、先端を火であぶって曲げて、使いやすいように工夫します。
これは大きな材木を加工する時の鋸です。60cm程の長さです。
木屑を排出するための窓がついている窓鋸の一種です。
丸太を引く時に便利ですがなかなか出番はありません。
大きいのから小さいのまで様々な鑿や彫刻刀を使います。
大は小を兼ねませんのでどんどん増えてしまいます。
●鉋
縦引きと横引きの刃が付いています。縦引きは木の繊維と平行に切る時、横引きは木の繊維を横断して切る時に使います。ホームセンターでは、縦引きが付いていないものが多くなってきました。
大中小の鉋。小さいのは面取りに使っています。
修復に使っている道具をまとめてみました。仏像を製作する道具とほぼ同じです。 |