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仏像修復のこぼれ話、展覧会・講演会情報など、文化財のさまざまな情報を無料で配信いたします。

配信間隔はかなり不定期です。

『仏像の修復』 仏像文化財修復工房 (マガジンID:0000126446)

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┠・◆◆◆・・◆・・◆・┨【仏像の修復】                
┠・◆・・・◆・◆・・◆・┨     2011.7.21  第
41・42号     
┠・◆◆◆・・◆・・◆・┨ 仏像文化財修復工房             
┠・◆・・・◆・◆・・◆・┨    butsuzou.bunkazai@r4.dion.ne.jp
┠・◆◆◆・・・◆◆・・┨    http://www.h7.dion.ne.jp/~butsuzou/
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 仏像文化財修復工房は仏像の『次の世代への手渡し』をお手伝いする工房です。
    安易な塗り直しによる修理は一切いたしません。
  像のこれまで生きて来た歴史を尊重した、修復をいたします。
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新しい活動も始めました。「仏像文化財保存サポート 地域歴史文化財保存支援」です。
http://www.ab.auone-net.jp/~bunkazai
この活動に賛同していただける方からの会員申し込み。御寄附をお願いしております。

●郵便振替口座・・・・11260−30531131
 仏像文化財保存サポート 地域歴史文化財保存支援』まで    

●他銀行からは、 [店名]一二八(読み イチニハチ
         [店番]128 
         [預金種目]普通預金 
         [口座番号]3053113               
         『仏像文化財保存サポート 地域歴史文化財保存支援』まで
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【目次】
2011年07月19日文化財関連記事24
2011年07月13日文化財関連記事23
2011年07月09日文化財関連記事22
2011年07月07日仏像の値段って?
2011年07月06日文化財関連記事21
2011年07月05日仁王様の頭をつける。文化財応急修復ボランティア活動。
2011年07月01日文化財関連記事20
2011年06月24日蝙蝠の駆除の問題
2011年06月21日文化財関連記事18
2011年06月19日文化財関連記事17
2011年06月15日文化財関連の記事17
2011年06月12日文化財関連の記事16
2011年06月11日土蔵を直す人不足
2011年06月11日福島県内で応急修復ボランティア
2011年06月09日文化財関連記事15
2011年06月08日応急修復ボランティアに行ってまいりました
2011年06月08日文化財関連の記事14
2011年06月04日福島県南部に応急修復ボランティアに行ってきます
2011年06月03日文化財関連の記事13
2011年06月03日被災した文化財への対応をまとめました。
2011年06月02日先日調査会を行いました。
2011年06月02日十日町近辺で震度5の地震が
2011年06月02日文化財関連記事12
2011年06月02日FMポート「遠藤麻理のライフステーション」の収録に行ってきました。
2011年06月01日文化財関連のニュース11
2011年05月26日文化財関連の記事10
2011年05月26日地域の博物館・資料館で、所蔵者で守りきれなくなった文化財の寄託を受ける活動
2011年05月26日歴史的に見ると、新潟は、福島や山形とは繋がりが深いはずなのですが。。。
2011年05月23日文化財関連の記事9
2011年05月22日文化財関連の記事8
2011年05月21日文化財関連の記事7

〓ぶつぶつ日記〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

2011年07月19日
文化財関連記事24

asahi.com 2011年7月17日
『横倒しになったビル保存、津波被害資料に 宮城・女川町』
http://www.asahi.com/national/update/0717/TKY201107170308.html

震災の記憶を保存する。これも一つやらなければいけないこと。でもこういうものを保存するのは大変。


ウォールストリートジャーナル日本版 2011年 7月 11日
『アイデンティティー求めて懸命な復元作業―陸前高田の歴史記した文書』
http://jp.wsj.com/Japan/node_270989

日本の新聞記事とは違う雰囲気の文章。


時事通信 7月15日
『震災で崩落、指定解除答申=文化庁』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000028-jijp-soci.view-000
2011/07/15
『震災で崩落、指定解除答申=重文の石岡第1発電所水槽−文化庁』
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201107/2011071500636

国指定重要文化財なのに指定解除。それほど損傷が大きく、修復や復元は不可能だということでしょうか。


2011年7月15日 読売新聞
『戻った「役行者像」展示』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110714-OYT8T01097.htm

盗難にあって戻った役行者像。悪いことは出来ない。犯人も捕まる。前鬼、後鬼も見つかって欲しい。このお堂の他の文化財は和歌山県立博物館に寄託される。博物館にはこのような、地域で維持管理できなくなった文化財の寄託保存という役割も大きくなりつつある。


大津歴史博物館
『新発見!!速報展示西教寺所蔵 木造阿弥陀三尊像 「巧匠 法橋行快」作の発見と速報展示について』平成23年7月20日(水)〜9月4日(日)
http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/news/1102.html
asahi.com 2011年07月16日
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001107160003
msn産経ニュース 2011.7.15
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110715/art11071520100005-n1.htm

大きな発見。でもなんで、中尊ではなくて脇侍の足薯Mだけに?


asahi.com 2011年7月15日
『震災で科学研究費補助金3割カット? 通知で学者ら混乱』
http://www.asahi.com/national/update/0714/TKY201107140759.html

「いいな、科学研究費って」といつも思う。そういう補助があったらやりたいことは沢山ある。


神奈川新聞 2011年7月10日
『県内文化財の大災害への備え急務、歴史家らネットワーク化計画/神奈川』
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107100042/

茨城に続いて、神奈川にも資料ネットが立ち上がる。平時からの活動が大事。


岩手日報 2011/07/14
『「赤レンガ」から移転へ 岩手銀中ノ橋支店』
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110714_13



毎日新聞 2011年7月15日 地方版
『東日本大震災:文化財レスキュー、学芸員を岩手派遣−−県博物館 /岐阜』
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110715ddlk21040035000c.html


中日新聞 2011年7月19日
『五箇山合掌家ネット競売 1250万円出品 取引不成立』
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011071902000133.html

世界遺産になっても保護するためにはなかなか大変。


msn産経ニュース 2011.7.15
デジタル技術で屏風複製 祇園祭・八幡山保存会が披露 京都
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110715/kyt11071502290000-n1.htm



読売新聞 2011年7月18日
『書物食べる虫が大発生、企画「輝く女たち」延期』
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110718-OYT1T00175.htm?from=tw



毎日新聞 2011年7月15日 地方版
大地震:古文書が語る 怖い体験生々しく 宇佐・歴博で展示 /大分
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110715ddlk44040585000c.html

各地で災害史学が盛んになっている。


asahi.com 2011年07月16日
『本堂と書院全焼』
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001107160001

火事は本当に怖い。


京都新聞 2011年07月14日
『京都国立近代美術館、幻のコレクションを収蔵へ』
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20110714000114

学芸員募集
南房総市
http://www.city.minamiboso.chiba.jp/0000002500.html

徳島県美馬市
http://www.city.mima.lg.jp/5/217/003420.html

尼崎市地域史料研究業務従事嘱託員(産休代替)募集
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/bosyu/syokutaku/022recruitment.html

学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻の助教公募
http://d.hatena.ne.jp/searchivist/20110717#p1

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2011年07月13日
文化財関連記事23

asahi.com 2011年7月9日
『山形・芸工大生ら、被災文化財を修復 農書など数千点』
http://www.asahi.com/edu/news/TKY201107080559.html

msn産経ニュース 2011.7.10
『東日本大震災4カ月 被災文化財を救え 「伝統の命」守る』
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110710/art11071015430004-n1.htm

ようやく母校の活動も取り上げられました。後背地でかなりがんばっていたのですが、表になかなか出てきませんでした。


asahi.com山形 2011年07月13日
『ひと/津波被害の資料を修復 小林貴宏さん』
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001107130001

山形資料ネットの小林さんの記事。ようやく新聞に取り上げられました。小林さんは現在、高畠町の福祉の方の課に動かされてしまいましたが、それでもそのバイタリティーで、山形資料ネットの立ち上げに尽力されました。


asahi.com 2011年07月13日
『埋蔵文化財調査 他県の応援要請』
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001107130001

居住地の高台移転に伴って文化財調査をする必要が被災地では高まっています。以前より応援が必要との情報がありました。


神戸新聞 2011/07/12
『復興計画前に遺跡情報把握を ネットで公開へ』 
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004263655.shtml


毎日新聞 2011年7月10日 地方版
『東日本大震災:野田村の高台に県史跡 津波避け移転に難題 /岩手
 ◇村教委「生活が大切」×県教委「開発否定的」』
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110710ddlk03040003000c.html


2011年7月12日 奈良新聞
『補助金交付決定遅れ - 文化財修理に影響』
http://www.nara-np.co.jp/20110712102919.html

これは難しい問題。でも怖い話。しわ寄せは修復家に行ってしまう。


読売新聞2011年7月13日
『九谷焼の石枯渇の危機』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110712-OYT8T01057.ht

九谷焼に必要な石が枯渇しそう。漆工芸の輪島地の粉(珪藻土)も枯渇しそう。材料がなくなってしまうと、産地の存立の危機。そうやって、身近な材料が無くなっていく。
先日は、「三千本膠」の生産が途絶えた。生産者の高齢化。和膠が絶滅してしまった訳である。工業的な洋膠だけしか手に入らなくなった。
日本産の漆も生産量かなり少なくなった。
木曽檜も植林でない質のいいものはかなり山の奥深くでないと産出しない。山の奥から出してくる費用がかかるので、殆ど出てこないそうだ。
私の仕事の周辺の材料も手に入らなくなる時が来るのだろうか。



読売新聞2011年7月13日
『破産「永宮寺」譲渡で再建』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110712-OYT8T00993.htm

お寺も破産するのか。破産の引き金になったのは自動搬送式の最新式納骨堂だそうだ。お寺は御住職様のものだけではない側面もある。地域の人々のものでもある。



msn産経ニュース 2011.7.13
『竹中工務店 都内三古塔の1つ「椿山荘三重塔」の改修完了』
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110713/biz11071312530007-n1.htm

椿山荘に三重の塔があったとは。


2011/07/13 17:02 【共同通信】
『2800年前の翡翠の管玉発見 奈良の秋津遺跡で』
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011071301000583.html

奈良の縄文時代の遺跡から新潟の糸魚川産と思われる翡翠が出土。縄文時代にも流通経済も発達していたのでしょうか。


山陽新聞7/8
『備前26カ寺の仏像調査 市教委、年度内に報告書』
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011070809340894

岡山は文化財に対して力入れているようです。



毎日新聞 2011年7月8日 地方版
『対馬歴史海道博物館:16年開館へ 基本計画策定委が初会合 /長崎
 ◇日韓交流の拠点に、県資料館の統合要望』
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110708ddlk42040473000c.html

長崎県も文化財に力入れてる。最近壱岐にも県立の施設造って最新の機器いれたよう。同期が勤めている。


神奈川県立博物館職員(学芸員)
『@日本近現代美術 A日本民俗学(民俗学・民具学)』
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7445/


学芸員(考古学)職員募集情報
沖縄県うるま市
http://www.city.uruma.lg.jp/DAT/LIB/WEB/1/sikenannai.pdf
埼玉県戸田市
http://www.city.toda.saitama.jp/456/455012.html
長野県宮田村
http://www.vill.miyada.nagano.jp/page.php?tp=00000163

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2011年07月09日
文化財関連記事22

長野県の松本市や和歌山県の地震での被害の報告も少しあります。
早く日本列島に落ち着いて欲しいものです。

毎日新聞 2011年4月19日
『東日本大震災:先人は知っていた 「歴史街道」浸水せず』
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/04/19/20110419k0000e040095000c.html

歴史は長い年月で確立統計の答えを出しています。科学者の計算よりも確実なのかもしれません。発信が届かなかったのは残念です。


msn産経ニュース 2011.7.6
『温度上げればカビ・虫…節電か文化財保護か、悩む博物館・美術館』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110706/osk11070612570011-n1.htm


中日新聞 2011年7月8日
『国文化財が存続の危機 「山崎歯科医院」激しく損壊』
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20110708/CK2011070802000126.html

松本の地震でも被害が出ているもようです。


msn産経ニュース 2011.7.7
『震度5強、一夜明け 梧陵ゆかりの文化財被害 和歌山』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110707/wky11070702160001-n1.htm

和歌山の地震でも。


asahi.com 2011年7月8日
『文化財、水から守れ 松阪の記念館、独自にマニュアル』
http://www.asahi.com/special/10005/NGY201107070046.html
『文化財 水から守れ 松浦武四郎記念館』
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000831107080001



山陽新聞 7月7日
『岡山の近代和風建築調査 保存・活用へ岡山県教委』
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011070722405680/

岡山では、昭和初期に建てられた町家や商家の保存・活用に向けて近代和風建築調査を行っているようです。先駆的です。この時期の建築は、残すか壊されてしまうか微妙な時期にあると思うので、この調査が保存意識の高めるのに役立つと思います。


中日新聞 2011年7月7日
『学習院長官舎、老朽化で修理 明治村が寄付募集』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110707/CK2011070702000122.html



2011年7月7日 読売新聞
『大正の面影とどめる折尾駅、保存求める声根強く』
http://kyushu.yomiuri.co.jp/entame/railway/news/20110707-OYS8T00358.htm



読売新聞 2011年7月7日
『宮下遺跡 墨書入り六角形状卒塔婆』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20110706-OYT8T00980.htm?from=tw

日本最古の卒塔婆。卒塔婆は、「モガリ」から派生したものと思っていました。



福井新聞 2011年7月6日
『舞若道から出土、経典など110点 小浜・若狭歴民資料館で展示』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/event_calture/29078.html


日本経済新聞 7月7日
『昨夏発見の化石、東北初の翼竜と判明 岩手・久慈琥珀博物館』
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E5E2E1978DE2E5E2E5E0E2E3E39180EAE2E2E2



下野新聞 7月7日
『小貫観音堂の改修完了 10日に落慶法要 茂木』
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20110707/558914



信濃毎日新聞 07月06日
『塩尻の国重文「小野家住宅」、創建時の姿に復元へ』
http://www.shinmai.co.jp/news/20110706/KT110705SJI090015000.html



福井県
『福井県学芸員の募集について』
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/bunka/sonota/boshu-gakugei01.html

中世から近世の歴史・文献に関する研究実績を有する者。福井実は歴史の宝庫。仏像・神像彫刻に関心のある中世・近世の歴史の人に入ってもらえるとうれしいです。


2011年7月7日 読売新聞
『カビ騒動の新潟市美術館、条件緩和し館長再公募』
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110705-OYT1T01282.htm?from=tw

カビやクモに問題があったのはなく、実は美術館の体制に問題があったようなので、是非立て直すかたに入っていただきたいものです。面白い展示を。

毎日新聞 2011年7月7日 地方版
『三輪そうめん山本:民間企業で埋蔵文化財を 展示品入れ替え、新たに鶏形埴輪 /奈良』
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110707ddlk29040518000c.html

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2011年07月07日
仏像の値段って?

先日、元禄の古文書と共に伝わっている仏像(薬師坐像は34cm。京都仏師の作。)を調査させていただきました。

その古文書(注文書)中に「薬師、日光、月光、十二神将の15体で8両」という記述がありました。仏像の値段って、あまり書かれている文書はないので、非常に面白く拝見しました。

でも8両って今のお金でどれくらい?


この文書には薬師像について、「古佛を模した」ということも書かれていました。
調査の際には、全体のシルエットは古風なので最初は「すわっ中世か」と思いました。しかし、よくよく見ると、髪際や螺髪の形状や、構造なんかもなんか中世ではないと感じがありました。特に、彫刻表面が新し過ぎ、像底がまっ平らというのも引っかかりました。。

少し考えてしまいましたが、この古文書が裏付けとなりました。

元禄年間にも古佛を模すということがされていて、それが分かる御像も初めてでした。いい勉強になりました。

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2011年07月06日
文化財関連記事21

文化財関連記事21
被災各地で文化財に関する活動は盛んに行われています。が記事は減っています。

NHKニュース 7月5日
『文化財の修復 被災者も参加』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110705/k10013987541000.html


NHKニュース 7月5日
『被災文化財修復 仏美術団体が寄付』
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20110705/k10013990161000.html

文化庁でも寄付を受け付けることになったのでしょうか?


信濃毎日新聞 07月04日(月)
『松本の地震 被害広範囲、南部中心に建物計3592件判明』
http://www.shinmai.co.jp/news/20110704/KT110703FTI090020000.html


河北新報 2011年07月05日
『地域の歴史を未来へ/NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク=仙台市』
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1070/20110705_01.htm

ボランティアを募集して活動を続けてらっしゃいます。私も本当は参加させていただきたいところではあるのですが、自分の仕事と応急修復活動と距離に負けて参加出来ていません。


2011年7月4日 読売新聞
『浸水の古文書  冷凍保存』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110703-OYT8T00790.htm

本来は食料保存用に提供されたのですが、転用運用です。ありがたいです。


毎日新聞 2011年7月4日 地方版
研修会:文化財修理の技術者たち、「食べていけぬ」声切実 後継者不足など /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110704ddlk26040266000c.html

修復分野の人は誰も大変な社会情勢の中にいます。こういう人間が仕事しやすい社会を作り出すことが必要です。


2011年7月3日 読売新聞
『滑川の薬箱 長野で発見』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110703-OYT8T00031.htm?from=tw


msn産経ニュース 2011.7.4
『学芸員からの応募もOK 新潟市美術館長を再度公募』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110704/ngt11070417510001-n1.htm

美術館を立て直してくれるような人にお願いに行って、館長になってもらうことが必要なはずなのですが。。。何故?


神奈川新聞社 2011年6月24日
『美術館アルバイトから30歳女性が館主に転身、ひたむきな情熱認められ/真鶴』
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106240019/

他方で情熱が認められて館長になった人の話。真鶴市も粋なことを。


奈良新聞 2011年7月3日
『春日山石窟仏“悲鳴” - 県教委と林野庁連携』
http://www.nara-np.co.jp/20110703105130.html


2011年6月29日 奈良新聞
法隆寺あわや 山林ぼや - 西大門から100メートル
http://www.nara-np.co.jp/20110629100810.html

あぶない。あぶない。


山形新聞 2011年07月05日
山形市郷土館の内壁にひび 補修の見通し立たず
http://yamagata-np.jp/news/201107/05/kj_2011070501553.php

見通しが立たないのではなくて、優先順位の問題なのだと思います。


2011年7月4日03時01分 読売新聞
寛永通宝、バリ島の遺跡に…最南端での出土記録
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110704-OYT1T00006.htm?from=tw

寛永通宝って、昭和初期まで流通していたらしいし、現在地域通貨として流通している自治体もあるよう。すごい。


京都新聞 7月2日
人面土器「BJD21」総選挙告示 考古資料館
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110702-00000001-kyt-l26

面白い企画。


静岡新聞 7/ 4
わたし「子ども学芸員」 登呂博物館で養成講座
http://www.at-s.com/news/detail/100042506.html

こちらも面白い企画。


文化庁HP
文化財の生物被害防止に関する日常管理の手引
http://www.bunka.go.jp/bunkazai/houkoku/higaiboushi.html


文化庁HP
カビ対策のために必要な方策
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/001/toushin/07051008/003.htm


琵琶湖博物館について 【職員募集】
平成23年度滋賀県学芸職員採用選考第1次考査受験案内
http://www.lbm.go.jp/active/about_us/syokuin-bosyu/juken11.html

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2011年07月05日
仁王様の頭をつける。文化財応急修復ボランティア活動。

今回の大きな震災に際して、依頼いただき、指定、未指定を合わせて、10件、20体の御像を応急修復ボランティアで修復させていただきました。

出来るだけ、効率的に回らせていただきましたがが、かなり大変でした。遠いところもありました。


あとは3mの仁王様の頭部が落ちてしまったのを7月末に処置させていただくという、大仕事が残っています。ついでに近くのお寺で、手がとれてしまった御像の手をつけてきます。


まだまだ本当に被害の大きかったところでの処置ではないですが、少しは復興のお役にたっているかなと思います。



応急修復活動をしていると、その損傷は様々です。その場で臨機応変に対応していかなくてはなりません。また、来たる根本修復を行う際にじゃまにならないような処置を心がけます。そして報告書をきちんと作りたい。

特に「ぱっ」と直してしまうと、あくまで応急修復なのですが、修復ってこういうものかと誤解を与えてしまう。また、かえって御像の修復の機会を逃してしまうことにもなりかねない。それでは御像の為にならない。

なので、保存意識の向上をしていただけるような活動をして、御像の保存にいい影響を与えたい。そうした活動が文化財保存の為になることを信じて活動しています。
そういう社会のベースが出来れば我々修復家の仕事もしやすい社会になります。啓発活動の一環とも位置づけています。



私の師匠からは学生時代に「この仕事のなかで、ボランティアをする時は、気をつけなければならない。ボランティアで出来てしまう仕事なんだと思われると、仕事として成り立たなくなってしまうから」と言われていますが、こういう非常の事態。やはり何か修復家として活動させていただきたいと考えました。

いい活動をさせていただいております。


今修復している御像も佳境に入っていますので、がんばらねば。



この活動に賛同していただける方からの会員申し込み。御寄附をお願いしております。

●郵便振替口座・・・・11260−30531131
 仏像文化財保存サポート 地域歴史文化財保存支援』まで    

●他銀行からは、 [店名]一二八(読み イチニハチ
         [店番]128 
         [預金種目]普通預金 
         [口座番号]3053113               
         『仏像文化財保存サポート 地域歴史文化財保存支援』まで

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2011年07月01日
文化財関連記事20

被災地の文化財保存は大分ボランティア募集も多くなり、活動は活発化しているのですが、記事は少なくなっていっているような気がします。「同じような事を地道に続けている」というのがマスコミ受けしないからでしょうか。派手さはないですが、大事な活動が各地で続いています。是非記事でも取り上げてください。

京都新聞 2011年06月30日
『「まちかど博物館」人気 野洲、文化財の魅力を再発見印刷用画面を開く』
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110630000047

こういう「まちあるき」的な活動として、地域全体が博物館で、展示、教育、研究、保存を考えるキュレーター活動っていうのも、どこでも行えるはずです。指定文化財制度の穴を補完するものとしても有効かもしれないです。何もキュレーターや学芸員が博物館の中だけの活動にこだわることはないのかも
しれませんし、むしろ、そういう活動が地域の発展に繋がると思います。「館」にどうお客を入れるかに四苦八苦しているところからは脱却できないものでしょうか。


2011/06/29付 西日本新聞夕刊
『久山町の個人所蔵仏像 実は9世紀作 CTスキャンで判明』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/250925

素晴らしい発見。像底の写真が拝見したいものです。表面除去して、造像当初の彫刻が見れるといいのですが。


和歌山県立博物館ニュース
【盗難の被害を受けた中津川行者堂の文化財】
http://kenpakunews.blog120.fc2.com/blog-entry-362.html

写真資料が残っていたのが救いになるでしょう。見つかるといいです。日本でも盗品を購入していたのが分かった場合、返還義務がある法律が出来ればいいです。(確か先進国では日本とイギリスだけないようです。)そうすれば、売る側にも買う側にも責任が生まれます。今のままだと、盗まれてしまった人が一番弱い立場にいることになります。古美術商も仕入れの時に出所の変なものは仕入れなくなり、結果盗品の現金化先が縮小するのではないかと考え間ます。


河北新報2011年06月30日
『“被災クジラ”搬出 陸前高田と石巻の施設』
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110630t35014.htm


asahi.com 2011年6月30日
震災被害の自然標本修復 2日から国立科学博物館で展示
http://www.asahi.com/culture/update/0630/TKY201106300138.html


新潮社
『日本鉄道旅行地図帳 東日本大震災の記録』
http://www.shinchosha.co.jp/railmap/blog/


msn産経ニュース 2011.6.28
『航空レーザー測量、未知の前方後円墳見つけた 奈良の新沢千塚古墳群』
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110628/art11062819010004-n1.htm

未発見の古墳が多数見つかった。科学万歳。


asahi.com 2011年06月28日
『【能登の風】金蔵の「総掛かり」:上』
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001106280003


2011年6月28日 読売新聞
『国宝の「法堂」 建立時と同じ姿に』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110627-OYT8T01320.htm?from=tw

京都の清水寺といい、こういう大きな事業が進んでいたのですね。予算もあるところにはあるということでしょうか。優先順位として考えると、どんなもんかなとも思います。


富山新聞6月28日
『砺波の真言宗千光寺で古書6千冊を整理 調査会が手引書を作成へ』
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20110628203.htm

地道な活動です。


毎日新聞 2011年6月25日 地方版
林原破綻:所有地、市・県の貴重な空間 知事、発展に期待 /岡山
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20110625ddlk33020523000c.html

多くの黒田家の文化財を購入されていたので、散逸しないようにして欲しいものです。
林原自体は韓国の会社に売却されるという話でしたがどうなったでしょうか。


秋田魁新聞2011/06/28
社説:文化施設の充実 調査研究の人材養成を
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20110628az

こういう文化に関わる部署には短期的に成果が出るものではないので、なかなか予算や人をかけられないのが現状なのでしょうか。


asahi.com 2011年06月28日
伊予民具、DB化へ
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001106280004

元々民具資料は、データベース化して、整理することが資料の価値を高めることでもある。


コルセアKD431―文化財としての航空機修復
こういうのも文化財として保存していかなくてはなりません。
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2011年06月27日
文化財関連記事19

読売新聞 2011年6月25日
『仙台のNPO 洗浄、消毒し返却』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20110625-OYT8T00074.htm

宮城歴史資料保全ネットワークの活動です。


群馬県立文書館
『宮城県女川町の被災公文書の救済活動』
http://www.archives.pref.gunma.jp/20110311-hisaibunsyo/20110311-hisaibunsyo.htm


毎日新聞 2011年6月17日 東京夕刊
『東日本大震災:岩手・山田町に寄贈の海藻標本、津波にのまれた8万点』
 ◇東邦大名誉教授、研究40年
 ◇復興の象徴目標に修復
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110617dde041040034000c.html


産経関西 2011年6月21日
『【東日本大震災】丁寧に、チョウ標本復元  「学芸員の技術生かす」』
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/21/20110621-054302.php


毎日新聞 2011年6月23日 地方版
『東日本大震災:大田市教委、重伝建地区の復旧支援 茨城へ修復専門家を派遣 /島根』
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20110623ddlk32040547000c.html


河北新報 2011年06月24日
大崎八幡宮/被災神社の再起へ助力
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1076/20110624_01.htm


富山県教育委員会
『富山の土蔵』
http://www.pref.toyama.jp/sections/3009/3007/dozou/index2.html

富山は土蔵の保存については先進県のようです。補修についても書かれています。

神戸新聞 2011/06/22
『江戸時代の地震速報も 丹波市が古文書解読で冊子』
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0004196870.shtml


山陽新聞 6月24日
『蒜山で漆の採取始まる』 
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011062421041612/


ケルヒャージャパン
『日本橋クリーニングプロジェクト』
http://www.karcher.co.jp/nihonbashi/index.html

凄い洗浄力。欲しい。


西日本新聞 2011年6月27日
『仏像体内に金属の内臓 長崎・聖福寺の釈迦如来坐像 九州国博、CTで初確認』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/250559
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2011年06月24日
蝙蝠の駆除の問題

先日、応急修復ボランティアに行った際、お堂の中に蝙蝠のフンが沢山落ちていました。
この仕事をしているとあまり珍しくないことなのですが、

今回は、国の重要文化財の御像が安置され、県指定のお堂。それも私の好きな仏像の5本の指に入る御像が安置されているお堂でした。


なので、蝙蝠の駆除方法を調べてみました。

『薬剤や蚊取り線香などで一時的に追い出す事が出来るが、隙間を埋めるというのが一番の方法。もし、追い出したとしても、また戻ってきてしまうので。
超音波はすぐに慣れてしまって効き目が薄い。』

というのが分かりました。

お寺が無住になって、人の気配が無くなり、線香も焚かれる量が少なくなると、蝙蝠が入ってくるようになったのではないかと思います。

蝙蝠のフンの臭いで人が居づらくなってしまったり。虫が寄りやすくなったり。カビや不朽菌が繁殖しやすくなったり。様々に影響が出てきてしまいます。

早めに何か手を打たなければなりません。

行政のかたにも援助を得られないかや、重文の御像の保存環境を整える意味で、国の援助は得られないか。など調べてみようと思います。



修復家は修復が仕事なだけではありませんので、保存に関するアドバイスも行います。
保存のお手伝いが出来ればと考えています。


このお堂には、未指定なのが不思議な平安後期の二天像(後補の彩色に覆われている)なども安置されていました。重文の御像と同じころの作なので、後補の彩色を除去すると、同じように素晴らしい彫刻が出てくるのでは?と考えています。
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2011年06月21日
文化財関連記事18

asahi.com 2011年6月18日
『被災文化財を救え 文化庁や学芸員、移動・補修へ動く』
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201106170275.html


NHKニュースWEB 6月20日
『千葉 文化財被害が10億円超』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110620/k10013629901000.html


asahi.com 2011年06月21日
『震災乗り越えた「美」』
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001106210005


msn産経ニュース 2011.6.19
『文化財レスキューを応援 活動資金に資料有料化も盛況 奈文研講演会』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110619/nar11061903060003-n1.htm


岸和田市 2011年6月9日
『被災した蝶の標本が自然資料館に』
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/3/20110609sizen.html


京都新聞 2011年06月17日
『知恩院「忘れ傘」の謎ついに… 御影堂修理で取り外しへ』
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110617000014
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2011年06月19日
文化財関連記事17

NHK時論公論 2011年06月15日 (水)
「震災の記録を未来に」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/85682.html


毎日新聞 2011年6月15日 地方版
『東日本大震災:東北歴博を国立に 多賀城市、復興検討委で素案 /宮城』
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110615ddlk04040084000c.html


読売新聞 2011年6月16日
『復興へ遺跡が難題…高台に集落跡、事前調査必要』
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110616-OYT1T00570.htm?from=top

被災されたかたの高台への移住に際して、その土地の遺跡調査が必要になります。ですが、手が足りるのか。時間をかけては復興の停滞につながります。調査員の雇用を増やすか、他から応援を頼むか、ボランティアで対応するか。

文化庁よりの文書
http://www.bunka.go.jp/bunkazai/tohokujishin_kanren/pdf/maizoubunkazai_toriatsukai.pdf



毎日新聞 2011年6月10日
『サポート情報:イベント…10日現在』
http://mainichi.jp/flash/news/20110611k0000m040013000c.html

仙台市博物館 震災復興パネル展の情報があります。


asahi.com 2011年6月16日
『国宝に美の「特効薬」 劣化した修復用樹脂を除去』
http://www.asahi.com/culture/update/0615/TKY201106150660.html

昔使われた、剥落止めの素材ポリビニルアルコール(PVA)が劣化し、文化財に悪影響を与えていましたが、酵素によって除去出来るようになりました。この樹脂は様々なところで使用されていたので、よかった。


2011年6月16日 奈良新聞
『消える銘文 仏像に傷み - 風化進む春日山石窟仏』
http://www.nara-np.co.jp/20110616101332.html



宇部日報 2011年6月16日
『「蟻の城」全面修復 野外彫刻の原点示す』
http://ubenippo.co.jp/2011/06/post-2013.html


富山新聞 6月17日
『移築文化財、雨に泣く 金沢湯涌江戸村』
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110617101.htm

あまり、木立が近くにあったり、屋根にかぶさったりして日陰になると、建物の劣化が進みやすくなるというのは認識していましたが、周りに木立がないと、風雨にさらされて、傷みやすくなるということが良く分かります。昔の人はそういう事も考えて、屋敷林を整備していたのでしょう。



和歌山県立博物館ニュース
『ロビー展「さわってみよう!役行者と二匹の鬼」』
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/nakatugawa/frameset.htm

企画展「葛城修験の聖地・中津川行者堂の文化財」の中で、触れる役行者と二鬼像が出ています。3次元立体計測により作成されたレプリカを触ることができます。
デッサンなんかしても面白そう。大分この技術の中でも問題だった、アウトプットの方の技術が進歩、安価になってきているみたいです。
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2011年06月15日
文化財関連の記事17

msn産経新聞 2011.6.14
『岩手の文化財保存 橿考研など、遺物箱1000箱送る 奈良』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110614/nar11061401580001-n1.htm


毎日新聞 2011年6月2日 東京夕刊
『被災文化財を救え:東日本大震災 「復興には文化が必須」−−長島忠美・衆院議員』
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110602dde018040046000c.html


msn産経ニュース 2011.6.1
『液状化の記憶を永遠に… 浦安市が被害マンホールをモニュメント化』
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110601/dst11060118270013-n1.htm

震災の記録や記憶を保存していく作業も必要になります。今回の震災とそれを乗り越える過程も歴史の一部になります。新潟では仮設住宅も保存しているらしいですが、展示施設は出来る気配はありません。何故?


神戸新聞ニュース 2011/05/24
『復旧への一助に 伊丹市が阪神・淡路の行政記録集』
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0004097954.shtml


河北新報 2011年06月12日
『白石城の修復助太刀を 被害1億円超』
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110612t13023.htm


asahi.com 2011年06月15日
『文化財レスキュー「応援せんと!」』
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001106150002


NHKニュース 6月15日
『被災の古文書 特殊装置で修復』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110615/t10013530111000.html


msn産経ニュース 2011.6.8
『泥にまみれた標本復元へ 伊丹市昆虫館 兵庫』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110608/hyg11060801580003-n1.htm


msn産経ニュース 2011.6.11
『震災被害の桐生文化財、修復なお時間 DC間に合わない? 群馬』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110611/gnm11061102190000-n1.htm



毎日新聞 2011年6月14日 地方版
『東日本大震災:岩手の博物館で被災の標本300点、県立博物館が修復 /徳島』
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20110614ddlk36040503000c.html


北海道大学総合博物館
【展示開始】 津波被害を受けた昆虫標本のレスキュー作業の展示:『標本復活までの道のり』
http://www.museum.hokudai.ac.jp/news/article/62/



東京新聞 2011年6月12日
『岩手・遠野で震災復興シンポ 文化面から支援』
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061201000469.html


毎日新聞 2011年6月14日 地方版
『現場から記者リポート:「美の滋賀」なぜ今発信 背景に三つの課題 /滋賀』
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110614ddlk25010609000c.html

滋賀って文化財が沢山あるところなのですが、見せ方がうまくなかったのでしょうか。基幹的な博物館にはがんばって欲しいです。
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2011年06月12日
文化財関連の記事16

毎日新聞2011年6月9日
『東日本大震災:釜石の郷土資料館ピンチ 資料復元手回らず』
http://mainichi.jp/photo/news/20110609k0000e040029000c.html


愛知県美術館ブログ
『文化財レスキュー ―参加学芸員からの報告』
http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/2011/06/000480.html


毎日新聞 2011年6月9日 地方版
『東日本大震災:被災文化財、劣化防止へ冷凍保存 奈良市場冷蔵に搬入 /奈良』
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110609ddlk29040533000c.html


毎日新聞2011年6月6日
『東日本大震災:自然史博物館の現状報告 東京でシンポ』
http://mainichi.jp/photo/news/20110607k0000m040098000c.html

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2011年06月11日
土蔵を直す人不足

応急修復ボランティアの活動をしていると、土蔵の被害に出会う事が多いです。

で、修復しようとお考えになられている所有者様がほとんどなのですが、問題は土蔵を修復してくれる技術者がいないということです。

最近ではなかなか新しく土蔵を造るというニーズがないので、この技術を持っている人は少なくなっているようです。

各地で、歴史歴町並みを守ろうとか、土蔵を守ろうとかいう活動が行われているのですが、これではなかなか進みません。メンテナンスする技術が必要です。

大事な技術なんですが、後継者を養成してこなかったのですね。

今回の震災でもどうにか守って欲しいものです。

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2011年06月11日
福島県内で応急修復ボランティア

福島県を横断して応急修復ボランティアを行ってまいりました。

大分離れたところの2ヶ寺で、午前と午後に行いました。

午前は、聖徳太子像の顔面と首が地震による揺れで取れてしまったものを応急的に接着しました。

午後は、地蔵菩薩の左手先と宝珠が地震による揺れで取れてしまったのを接着しました。


どちらも復興に向けて早めに活動出来てよかったです。


こういう活動をしていて勉強になるのは、様々なものを拝見できること。今回は、



霊柩車の原型のようなものです。神輿のように御遺体を担いで葬列を組みます。昔はこのように死者を地域の中で、送ってきました。昭和38年に作られたものでした。近年ではリヤカーに乗せて歩いたようです。

「棺車」とか「棺台」と呼ばれるものです。

この地域では10年くらいまえまで、まだ土葬が行われて、葬列で送ることが行われてきました。

また、婚礼行列も行われていたそうで、わりと最近まで、古い時代の日本の風習、民俗が残されていたのだと感じました。

写真資料も残されているようなので、文化財担当のかたに是非掘り起こして、保存していただきたいと託してきました。


こういうものって、残っているものなのでしょうか。珍しいものなのでしょうか。私は、本では見たことがありましたが、初めて拝見しました。

勉強になりました。

それぞれの地域の中で、それぞれ違ったやり方で、心を込めて送られてきたのがわかります。


高速道路の休日1000円などの割引が無くなってしまうようで、私のような個人で動く支援活動をしている人間には非常につらいことになりそうです。

流通や経済や支援の血の巡りが悪くならないといいのですが。。。


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2011年06月09日
文化財関連記事15

◎被災地関連

沖縄タイムス2011年6月8日
『滞る文化財修復 震災が影響』
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-06-08_18910/

同じ文化財修復という仕事をしている者として、この修復事業に関わっている人を心配してしまいます。大きな震災があってしょうがないというのは分かるのですが。。。長い期間準備を行って、準備万端なはずです。私がこの状況に置かれたらと思うと、寒気がします。


msn産経ニュース 2011.6.7
『六角堂の瓦を発見…津波で流失、茨城大が来週本格調査』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110607/ibr11060702030004-n1.htm


2011年6月4日 奈良新聞
『被災地の資料、保存へ一歩 - 気仙沼から5000点搬入/奈文研』
http://www.nara-np.co.jp/20110604092834.html


読売新聞 2011年6月9日
『スマトラ地震での技術応用、古文書レスキュー』
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110608-OYT1T01244.htm



遠野文化研究センター
『「文化による復興支援」シンポジウム』
http://www.city.tono.iwate.jp/events/index.cfm/detail.1.18793.html



◎その他

宮崎日日新聞 2011年06月06日
『築300年民家解体 「福島邸」住民らは「残念」』
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=38616&catid=74&blogid=13

残念なことに、日々少しずつ文化財は失われていってしまっている。被災地ばかりでなく、未指定の文化財をどれだけ発見し、保存していくのかが大事。



福井新聞 2011年6月8日
『信長祖先墓か、石造に「親眞」銘 越前町・法楽寺、町教委が調査へ』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/28540.html

沢山の中世の五輪塔が残されており、それを調査している風景が面白い。地道な調査。大きな発見があるといいです。


読売新聞 2011年6月8日
『千手観音そろ〜り“上京”空海展向け搬出 宇多津・聖通寺』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20110607-OYT8T01154.htm?from=tw

千手観音像を台座ごと動かしている。手が沢山あるので、搬送は大変。持物もあるし。
「空海と密教美術」展が、7月20日に開幕するみたいです。行きたいな。



msn産経ニュース 2011.6.8
『270キロの鯱瓦、半世紀ぶり地上に 姫路城・平成の大修理』
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110608/art11060812480002-n1.htm

50年前に新補された鯱鉾を、また新調するか考えるとのこと。結構保たないものですね。



msn産経ニュース 2011.6.8
『清水寺の舞台支える柱12本に空洞や腐食の被害 「平成の大修復」計画の変更も』
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110608/trd11060801300000-n1.htm

境内の国宝、重要文化財の計9棟を対象に、平成20〜30年度に、総事業費約40億円のうち文化庁が55%を補助する。すごいプロジェクトです。しばらく拝観出来ないのだろうか。



新潟日報2011年5月31日
『謙信公祭8月20日、21日に開催決定上越市・ガクトさん招へい』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/23565.html

数年前では諸々込みで、650万円の予算が計上されていましたが、経済効果が、すごかったようです。
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2011年06月08日
応急修復ボランティアに行ってまいりました

福島県に応急修復ボランティアに行ってまいりました。


余震も続いて被害も拡大しています。道も波打っている部分もありました。





坐像が下に落ちて部材が外れてしまっていました。
こういう被害ですと、応急修復が可能です。



今回の地震の被害について、地元の和紙に墨書していただき、お顔の内部にお納めしました。
次の修復の際に御子孫が目にすると思います。100年以上後かもしれません。



処置後です。



この御像も下に落ちてしまい両腕が取れていました。


坐像が下に落ちてしまうというのはあまり考えられませんでした。大きな横揺れだったのでしょうか。
幸い打ち傷もなく、完全にばらばらになってしまうというようなこともなく、幸いでした。


本像のような、解体修復の時期に来ていなくて、部材の遊離や割損という単純な損傷の場合には、応急修復ボランティアを行うことが出来ます。

御相談下さい。

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2011年06月08日
文化財関連の記事14


岩手日報2011/06/04
『遠野から文化復興支援 研究センター』
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110604_11


岩手日報2011/06/05
『「被災図書」20万冊 県内沿岸図書館、修復急ぐ』
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110605_2

図書館の本も沢山被災してしまいました。貴重な本もあるはずなので、保存が急がれます。


毎日新聞 2011年5月29日 地方版
『東日本大震災:建造物「価値残す修復を」 県内文化財の対応で被害報告会 /群馬』
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20110529ddlk10040112000c.html


ビックカメラ
『「水戸駅店」初日の売上全額を寄付 〜偕楽園・弘道館の復興を支援』
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110603_450437.html

一般企業でもこのような取り組みがなされています。


毎日新聞 2011年6月6日 東京夕刊
『東日本大震災:日本考古学協会、文化財の被災状況報告 東京で総会、対策特別委が発足』
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110606dde018040065000c.html


NHK日曜美術館
『法隆寺金堂壁画 ガラス乾板から甦(よみがえ)る美』
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2011/0612/index.html

文化財を写真に記録する意義が分かるかも。


毎日新聞 2011年6月7日 東京朝刊
『東日本大震災:博物館も被害深刻 標本や化石流出、回収・修復予算足りない』
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110607ddm041040129000c.html

6日に行われたシンポジウム。自然史や地質学のHPには盛んに宣伝されていたのですが、歴史文化財系のところでは全く広報されていなかった。

洛南タイムス 2011年6月7日
『国宝「鳳凰」の技法にメス宇治平等院 尾羽片を分析、鋳造工程を解明』
http://www.rakutai.co.jp/news/0607/001.html

鳳凰の銅の分析が行われたみたいです。鉛同位体分析で、どこの鉱山から産出された銅か分かるはずだと思ったのですが、どうなのだろう。

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2011年06月04日
福島県南部に応急修復ボランティアに行ってきます

今日、FMポートの「遠藤麻理のライフステーション」放送されました。

うまいこと切り貼りで、編集していただいて、なんとかしゃべってました。

でも、手持ちぶたさで、紙をカサカサといじっていたのは、放送にのっていました。お聞き苦しかったかもしれません。


放送でもお話しておりましたが、「仏像文化財保存サポート 地域歴史文化財保存支援」の活動で、応急修復ボランティアの活動を行っております。


ラジオの収録後にもご依頼をいただいて、福島県南部に行かせていただくことになりました。7日(火)です。少しずつ被災の程度の大きいところに行くことになります。県道の崖崩れを迂回していかなければならないそうで、時間の余裕を見ていかないと。昨日の夜中にも震度5の地震があったようですし。

坐像の御像が転落してしまったという被害です。坐像が倒れるほどの揺れがあったということです。


今回も「仏像文化財保存サポート 地域歴史文化財保存支援」で交通費を負担してもらいます。
いい活動ができるといいです。

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2011年06月03日
文化財関連の記事13

文化財関連の記事13

毎日新聞 2011年6月2日 東京夕刊
『被災文化財を救え:東日本大震災/下 地元に余力なく、国の支援必要』
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110602dde018040006000c.html


gooニュース 2011年6月3日
『津波で流された政宗の直筆手紙、奇跡的に発見』
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20110602-567-OYT1T01193.html


読売新聞2011年5月31日
『地域のお宝教えてください 尾道市が文化資源市民登録制度』
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20110531-OYT8T00002.htm

文化財としては指定も登録もされていない隠れた「地域の宝物」を、市民の情報を基に掘り起こし、保存・活用しようと、尾道市は「歴史文化資源市民登録制度」を創設するそうです。東京都の台東区にも「文化財登載制度」というのがあります。指定文化財の前段階で、調査して台帳に登録して、文化財を保存していこうという制度です。
文化財の調査をして保存意識を高めるにはいい制度だと思い、様々なところでお勧めしているのですが、なかなか浸透しません。こういう先進的な取り組みをしているところと、そうでないところでは数十年後には、文化財保存の格差として出てきてしまうでしょう。


佐賀新聞 2011年05月30日
有田町の文化財を写真付きマップで案内 1千部発行
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1923657.article.html


NHKニュース 6月2日
「柳之御所遺跡」除外は決めず
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110602/t10013288431000.html

柳之御所遺跡って、大学の研修旅行で行った時には、田んぼの真ん中に立て札があるだけだった記憶があります。遺跡保存の先生が熱っぽく遺跡の概要について語ってくれましたが、当時学生だった私は、あまりイメージが膨らまなかったのを覚えています。今どんな風になっているのでしょうか。


浮世絵太田記念美術館
【第28回(2011年)「浮世絵研究助成」募集要項】
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H20josei.html


毎日新聞 2011年6月1日 東京朝刊
林原破綻:支援、4社候補に 800億円提示、韓国「CJ」最有力か
http://mainichi.jp/select/world/news/20110601ddm008020155000c.html

トレハロースの林原、韓国の企業に買収されてしまうようです。黒田家の文化財や恐竜の博物館など文化財に関する事業やメセナ活動もやっておられたので残念。


文部科学省
『今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会(第5回) 配付資料』の中の
資料3―1 上昌広氏ヒアリング資料
資料3―2 上昌広氏ヒアリング資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/043/siryo/1306251.htm

地域医療の偏在化が歴史(この場合戊辰戦争)に関係していることが良く分かる。歴史は現代人の生活に無縁ではないことが良く分かって面白かった。



東京文化財研究所
『東京文化財研究所任期付研究員募集のお知らせ』
http://www.tobunken.go.jp/japanese/goannai.html#110701

応募締切:平成23年7月1日(金)必着
平成24年3月31日までの有期の漆の修復に携わる求人です。
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2011年06月03日
被災した文化財への対応をまとめました。

被災した文化財への対応をまとめました。
「仏像文化財保存サポート 地域歴史文化財保存支援」のHPです。
http://www.ab.auone-net.jp/~bunkazai/

震災発生当初からブログで発信していたのですが、気が付くとすごく後ろの方に。。。

これでは誰も見てもらえないなという事で、まとめ直しました。


情報の載せ方も大事だと再確認。

新聞やテレビ、ツイッター、ブログも全ての情報は流れ去ってしまいます。

HPの方が少し情報を留めておける。両方の使い分けが必要。


特に地域の新聞で報道される事は、必ずしも全国には配信されず、多くの情報の中に埋もれていってしまいます。中央と地方の感覚のズレが起こる要因です。

情報が多すぎて、大事な情報を得られない弊害や、本質を見失う恐れもあります。
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2011年06月02日
先日調査会を行いました。

先日、調査会を行いました。

残念ながら、美術史の先生は、台風が来ていたため欠席になってしまいました。
なので、私の責任重大に。

ご紹介いただいたお寺を、数ヶ寺調査させていただきました。

今回は私は全く下調べをしていないところばかりでした。


無住になっているお寺も3ヶ寺。1ヶ寺は、兼務されている若い御住職様が、ご自身で、床を張り、畳を張り掃除をして、少しずつお寺として人が入れるようにして行っているところでした。
お檀家さんもいない、お寺。今後どのように守って行かれるのか、非常に大変なことだと思います。
近くに住宅地はあるのですが、一時無住になり、お檀家さんが離れてしまいますと、なかなか新しい檀家が来られるのは大変かもしれません。同じ建物に神社が並立するという非常に珍しい形態。明治の神仏分離令で、お寺と神社は敷地を分けなくてはならなくなったはずです。ですが、同じ建物内に神仏が同居しています。こういうところを今回2か所行きました。土地柄でしょうか。

このようなところをどのように守って行けばいいのか、私もまだ答えが出ていません。



調査の次の日は筋肉痛になります。基壇の上で、御像を持って、腰を落として、ゆっくりと動くので。両ももと背中、腰が痛くなります。絶対に壊してはいけないので、非常に気を張っていますし。気力、体力が必要です。疲れきります。


調査報告書をまとめていかなくてはなりません。数が多くて大変です。


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2011年06月02日
十日町近辺で震度5の地震が

今日の午前11時40分ごろ、新潟県十日町近辺で震度5の地震があったようです。
ここ田上町はほとんど揺れなかったようです。

書類作成をして机に向かっていたのですが、全く気付かず。

新潟県は長く大きい。山形からの電話で知ったような始末でした。

東日本大震災の影に隠れてしまっていますが、今回は、長野・新潟の県境の方でも大きな地震がありました。マグニチュードの規模で言っても中越沖とそんなに変わらない大きさのものです。

今日の地震でも十日町などに被害が出ているようです。怪我をされた人はいないようで何よりです。

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2011年06月02日
文化財関連記事12

文化財関連記事12

◎被災地関連

毎日新聞 2011年6月1日 東京夕刊
『被災文化財を救え:東日本大震災/上 迫る梅雨、官民挙げて「避難」支援』
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110601dde018040032000c.html

文化庁の「文化財レスキュー」も続いています。梅雨までに一定の成果を上げたいです。
津波被害以外のところでも、屋根に損傷を受けたところでは、水ぬれの心配が出ます。


毎日新聞2011/5/30
『東日本大震災:津波でぬれた書類 160万ページ分乾燥』
http://mainichi.jp/photo/news/20110530k0000m040134000c.html

知らないところで、こんなに大きな援軍が力になっていてくれたとは。。。


msn産経ニュース 2011.6.1
『世界遺産候補の平泉・毛越寺庭園の池の石が余震で傾く』
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110601/trd11060121090014-n1.htm

毛越寺の庭園は復元修復されているはず。庭も修復を行うのです。木も育ちます。その制作時の意図を汲んで手入れが行われています。


映画フィルム救済・ご相談窓口 Film Salvation Project
『映画フィルムを捨てないでください!』
http://www.homemovieday.jp/sos/




◎自然科学関係の取り組み

千葉県立中央博物館
『被災資料の救済プロジェクト進行中』
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/news/news20110531.htm


帯広の嘱託学芸員 持田誠さんのブログ
2011年5月31日 (火)
『乾燥機貸し出しの申し出に感謝感激』
http://sapokachi.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-fa8a.html


毎日新聞 2011年5月29日
『東日本大震災:陸前高田市立博物館所蔵の標本 修復進む』
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110530k0000m040081000c.html


北海道大学総合博物館における
陸前高田市博物館所蔵の津波被害を受けた昆虫標本 のレスキュー作業について

http://www.museum.hokudai.ac.jp/ohara/rikuzen/


生命の星・地球博物館
『東日本大震災で被災した植物標本の救出のお手伝いを始めました』
http://nh.kanagawa-museum.jp/wnew/2011/plant_rescue/plantrescue.html


上毛新聞2011年5月28日
『被災学芸員の「形見」、昆虫標本修復・県立自然史博物館』
http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2011/05/28/news01.htm



◎その他
【共同通信】2011/05/27
『エジプト地中にピラミッド17基 米、衛星探査で発見』
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052701000131.html



asahi.com 2011年6月1日
『木製カプセル入り胎内仏発見 名古屋市博物館で公開へ』
http://www.asahi.com/culture/update/0601/NGY201106010008.html


msn産経ニュース 2011.5.30
『指定文化財148点の所在地網羅 「市文化財マップ」作製 栃木』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110530/tcg11053001530001-n1.htm

最近は文化財の所在地を表記すべきかというのが問題になっていますが、こちらでは表記して関心を持ってもらう方をとったようです。その方が文化財にとっても幸せかもしれません。
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2011年06月02日
FMポート「遠藤麻理のライフステーション」の収録に行ってきました。

昨日、FMポート「遠藤麻理のライフステーション」の収録に行ってきました。


震災での文化財の事についてということだったので、用意して行ったのですが、用意して行った事とは大分違う話になってしまいました。前回も同じような事話したような気が。。。

打ち合わせの時には、震災で各地で対応されている人の話を紹介したのですが、番組の趣旨と合わなかったみたい。
打ち合わせの時の話が一番まとまっていたかもという、駄目なタイプでした。


2回目お邪魔して、遠藤麻理さんの怖さを垣間見ました。えぐってくるような質問や、極論にどう対応すればいいのか。。。


またまた、まとまりのない話になりました。編集でなんとかなるのだろうか?


新潟国際情報大学の越智先生のように切り返せる人でないと、なかなか大変ですね。

放送日は、6月4日って明後日みたい。

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2011年06月01日
文化財関連のニュース11

◎大震災文化財関連のニュース

西日本自然史系博物館ネットワーク
「緊急集会:被災した自然史標本と博物館の復旧・復興にむけて−学術コミュニティは何をすべきか?」
http://www.naturemuseum.net/blog/2011/05/20110606.html

東日本大震災による自然史標本及びその収蔵施設被害の状況を把握し、迅速な救済を支援するとともに、将来にわたり標本と施設を激甚災害から守るための対策を学術会議に提言するために、情報収集と意見交換を行うことを目的としたシンポジウム。2011/06/06開催。
自然史系の学会や地質学会などのHPにも同様の情報が。


文化庁
『美術品政府補償制度の説明会について』
http://www.bunka.go.jp/bijutsukan_hakubutsukan/hosyoseido/setsumeikai.html

文化庁では,「展覧会における美術品損害の補償に関する法律」が成立したことを受け,今年度より美術品損害の政府補償制度を実施し,展覧会の開催を支援する。展覧会開催の震災からの影響を支援するものか。


岩手日報2011/05/26
『成果流失の古文書、解読再開 陸前高田の研究会』
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110526_12

東日本大震災で会員3人の命が奪われ、20年間にわたり蓄積してきた解読文の大半も流失した陸前高田古文書研究会は、県指定文化財「吉田家文書(もんじょ)」解読作業を再開した。



新潟日報2011年5月28日
『「大地の芸術祭」16作品が損壊 実行委、再建へ寄付募る』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/23457.html

asahi.com2011年5月28日
『「大地の芸術祭」、復興の輪 実行委が基金設立』
http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201105270538.html
大地の芸術祭で制作された現代美術が、今回の地震で被災。



asahi.com 2011年5月30日
『ツッチー救出作戦始まる 陸前高田・ツチクジラのはく製』
http://www.asahi.com/national/update/0530/TKY201105300116.html



msn産経ニュース 2011.5.29
『神様避難する?しない? 悩む神社 宗教法人格取り消しの懸念も』
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110529/art11052922010007-n1.htm




◎その他のニュース

読売新聞2011年5月30日
『半世紀行方知れず…「広島大仏」奈良にいた』
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110529-OYT1T00817.htm?from=tw

大仏の謎の移動。こんなに大きいのに、仏像は人知れず移動するのか。。。興味深い。


和歌山県立博物館ニュース
『文化庁美術館・博物館活動基盤整備支援事業「仮面の世界へご招待」事業報告
事業名:仮面の世界へご招待―博物館資料を利用した視覚障害者用教材開発と教育実践― 』
http://kenpakunews.blog120.fc2.com/blog-entry-337.html

3次元立体計測などを使って触れる、資料を作成する取り組み。いろんな所の協力があっての事業。面白いです。参考になる。



下野新聞5月31日
『長栄寺「華籠」文化財に 約280年前に奉納 保存も良好』
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20110531/530016

江戸時代の金属工芸品が市の文化財に。県によって、指定文化財の基準がまちまちで、このようにがんばっている県とそうでない県は今後、格差が生じてくると思います。


msn産経ニュース2011.4.22
『盗難の長崎の重文 韓国の国宝と「酷似」 外務省が調査依頼へ』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110422/plc11042211310015-n1.htm

長崎で盗難された重要文化財が韓国で国宝になっている問題。



毎日新聞 2011年5月31日 地方版
『建長寺:重要文化財「唐門」保存修理終わる 建立時の姿を再現−−鎌倉 /神奈川』
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110531ddlk14040309000c.html



毎日jp 2011/5/27
『重要文化財:埼玉・熊谷の聖天堂、6月から一般公開』
http://mainichi.jp/photo/news/20110528k0000m040106000c.html



日経プレスリリース
『大日本印刷など、徳川ミュージアムの収蔵品画像データ貸出サービスを開始』
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=282030&lindID=1

様々な博物館の収蔵品の画像データ貸出を行っている。


徳島新聞 2011/6/1
『空海ゆかり秘仏、写真で紹介 18日、吉野川市に美術館』
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2011/06/2011_130689163289.html

なかなか拝観出来ない秘仏をパネルにしている。行ってみたい。


文化庁
『育児休業中の職員の代替となる職員(任期付職員)の採用について』
http://www.bunka.go.jp/oshirase_koubo_saiyou/2011/ninkitsuki_boshu.html
募集締切:平成23年6月9日(木曜日)(必着)

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2011年05月26日
文化財関連の記事10

被災地の文化財関連の記事

河北新報2011年05月24日
『石巻の宝を守れ 全国から学芸員、奮闘 「必ず残す」』
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110524t13011.htm
文化庁の「文化財レスキュー」の活動。石巻文化センター。

毎日新聞 2011年5月25日 地方版
『東日本大震災:「文化財散逸防ごう」 レスキュー活動開始−−多賀城市 /宮城』
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110525ddlk04040100000c.html

西日本新聞2011年5月18日
『多賀城市に文化財担当職員派遣 太宰府市』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/242575

2011/05/24付 西日本新聞朝刊
『被災文化財支援 地域の歴史もつなげたい 』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/243710

朝日新聞2011年5月17日
『被災した古文書を冷凍庫で保護 県内の業者が提供』
http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201105160131.html
「奈良市場冷蔵」が、奈良国立文化財研究所に協力して、水に浸かった古文書の一時保存を行っている。大きな味方だ。


朝日新聞2011年05月25日
『津波で傷んだ史料を修復』
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000311105250001
歴史資料ネットワークの奥村さん松下さんの記事。


読売新聞2011年5月16日
『すぐには直せない地震で崩れた青葉城の石垣』
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110516-OYT1T00650.htm





過去の津波の歴史情報

NHKニュース5月26日
『若狭湾の津波 関電が調査検討』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110526/k10013139861000.html
全国で最も多くの原子力発電所が集中する福井県の若狭湾で、およそ400年前、地震とともに波で家が流され、多数の死者が出たとみられる記述が、複数の文献に記されていることが分かりました。

福島民報2011/05/19
『弥生時代にも巨大津波 仙台平野、千年ごとに浸水』
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=21096&mode=0&classId=&blockId=9845489&newsMode=article

まなびの杜 No.16 
『津波被害は繰り返す』箕浦 幸治
http://web.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi16/mm16-45.html




自然史系資料の保存関連

毎日新聞 2011年5月25日 地方版
『東日本大震災:津波被害の植物標本修復 飯田市美術博物館が作業 /長野』
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110525ddlk20040002000c.html


神戸新聞2011/05/24
『被災の植物標本救え 600点の修復に着手 人博』 
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004098696.shtml


十勝毎日新聞社ニュース2011年05月23日
『陸前高田市博物館の植物標本を修復』
http://www.tokachi.co.jp/news/201105/20110523-0009270.php


秋田魁新聞2011/05/18
『ボランティア、被災した標本復元 陸前高田の収蔵品、県立博物館で』
http://www.sakigake.jp/p/akita/topics.jsp?kc=20110518g




その他

富山新聞5月18日
『行き場失い眠るお宝 旧輪島市立民俗資料館 』
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110518102.htm
被災地で文化財を救済している一方で、別のところでは、「処分」されていく文化財もある。


NHKニュース5月26日『合成樹脂で被害 文化財修復へ』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110526/t10013114672000.html
以前より言われていた、剥落止めに使われていたPVA(ポリビニルアルコール)の劣化による被害。
劣化した時にどうなるかというのが、修復素材には大事。いい老け方をしてくれるものを選びたい。


朝日新聞2011年05月25日
『平等院 金文字の写経』
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001105250001


中日新聞2011年5月24日
『胎内に冊子状和紙 近江八幡・荘厳寺の空也上人像』
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110524/CK2011052402000122.html
仏像の胎内に文書があるのが、CTスキャン調査で分かった。1923(大正12)年の修理の際のもののようだが、紙というかなり質量の軽いもので出来ていても鮮明に写っていて驚いた。
以前までは、X線で透視しても、金属製品しか見えてこないものだった。文化財科学も進歩したものだ。

共同通信2011/05/22
『高橋由一作の肖像画発見 長野、制作過程記す資料も』
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052201000564.html


富山新聞5月13日
『燃えた?輪島市文化財 先月に拝殿全焼、住吉神社の2件 』
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110513101.htm


産経新聞 5月26日
『文化財センターで弥生時代の石包丁盗難 窃盗容疑で捜査』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000607-san-soci


朝日新聞2011年5月26日
『記憶遺産、文科省置いてけぼり 「様子見」中に先越され』
http://www.asahi.com/national/update/0526/TKY201105260245.html
記憶遺産って何?私も良く分かっていません。世界遺産って早く申請すると、少し認可されやすい傾向があるように思います。後から同じようなものが認可されにくいので。佐渡金山も苦労しているようです。


msn産経ニュース2011.5.25
『「マリア十五玄義図」修復 茨木できょうから公開 大阪』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110525/osk11052502380000-n1.htm
修復した工房の名前って載らないものですね。
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2011年05月26日
地域の博物館・資料館で、所蔵者で守りきれなくなった文化財の寄託を受ける活動

ちょっとラジオで、東日本大震災における、文化財保存活動の状況についてお話することになり、その内容をまとめていました。

私自身、まだまだ目立った活動はしていませんが、文化財保存に目を向けてもらう良い機会と考えお受けすることにしました。このブログで、文化財関連の記事をまとめていましたので、その辺のことをお話出来たらと思います。

まとめていると、中越沖地震の際に「柏崎市立博物館」がされたような活動がまだ、被災地で報告されていない事が、気にかかりました。

中越沖地震の際には、古文書や民具や生活資料が捨てられてしまったり、古物商が二束三文で買って行ってしまったり、片づけている最中に持って行ってしまう泥棒もいたりしました。そこで、柏崎市立博物館は、新聞やラジオ・テレビで、博物館が、文化財・資料の受け入れを行っていることを呼びかけました。

被災された家や、土蔵から様々な資料(民具や生活雑貨)。資料とは思えないものまで。昭和の資料もありました。様々に寄託を受けておられました。毎日電話で連絡が入ると伺って、資料を搬入され、会議室が一杯になっていました。
地域の博物館が、所蔵者で守りきれなくなった文化財の寄託を受けて、保存していくことも大きな責務だと思います。また、どういうものが資料となるのかを見抜く目を役立てるべきです。

こういう活動も必要です。



先日、国の重要文化財になった「貸し鍬」の資料集めなどという、地道な資料を集めてこられた博物館だったからこそできた活動なのかもしれません。

柏崎市博の場合には積極的に活動され、大きな成果を上げていたと思います。
今動く事が必要です。


何か、資料になりそうなものがありましたら、最寄りの博物館、資料館に御相談下さい。

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2011年05月26日
歴史的に見ると、新潟は、福島や山形とは繋がりが深いはずなのですが。。。

歴史的に見ると、新潟は、福島や山形とは繋がりが深いはずなのですが、今回の震災の際には、山形も福島もガソリンが手に入らなくなってしまったということでした。流通が新潟からはあまり行っていないという事のようです。

「天地人」の時代に、新潟から上杉家が米沢に移って行って、沢山の人が米沢に移って行きました。
行き来が盛んであったようです。上杉家は新潟に戻る気満々で、謙信の墓所も残して行きました。

福島県内には、新潟の間瀬大工が出稼ぎに、出かけて沢山の建築を作っているようです。会津とは阿賀野川で繋がっていますし、川が経済道路だった頃には、行き来は相当あったと思います。また、阿賀町は会津藩領でした。


今回の震災で、現代の経済圏での新潟と福島、山形との繋がりが非常に薄いものだと再確認しました。
災害の備えとしても、経済交流の為にも、日本海側と太平洋側を結ぶ高規格道路というのが大事だと感じます。

新潟県は道州制になったらどこに入れてもらうのだろう?

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2011年05月23日
文化財関連の記事9

msn産経ニュース2011.5.23
『泥まみれ文化財、救出は善意頼み 地域の宝に国費支援なし』
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110523/art11052312390001-n2.htm

現在の文化庁の「文化財レスキュー」の状態を端的に表している記事です。

やはり、ボランティアだけをたのむのでは、なかなか大変。長続きする活動にはならない。
文化財に対する義援金の受付も別の財団を窓口にしているので、文化庁にはお金がないのかもしれない。現在国会で1次補正予算を論議しているが、文化庁にも予算を。

でないと、最初に言っていた、「国・地方の指定等の有無を問わず」としていたレスキューの範囲をカバー出来ない。なんかトーンダウンしてしまっています。「国費を使うには国指定でないと」的な記事になっていますし、心配です。

地元で頑張っておられる、「宮城資料ネット」や「ふくしま資料ネット」も皆様に支援していただけると、柔軟に活動してもらえますし、我々も参加させてもらいやすい面があります。

指定文化財ならば、それなりに目をかけて守ってもらえるはずです。今は、指定文化財以外のものにどれだけ目をかけて、救い出せるかが大事な時間帯。

古文書や民具、古美術が捨てられてしまったり、売られたりしたり、建築が解体される前に、所有者様に良き助言を与えるのが大事だ。新聞やテレビなどのマスコミにもっと啓発をしてもらいたい。「捨てないで、壊さないで」と。

先人の残した文化の証しである文化財が無くなってしまった復興は、その地域の歴史文化の厚みを半減させてしまうように思う。また、指定文化財などの上澄みの文化だけが残っても、もっと身近な文化財が残っていないと薄っぺらになってしまう。重層的な文化が残ってこその復興です。



福島民友ニュース 2011年5月15日 
『“隠れた文化財”守れ 県民に情報提供求める』
http://www.minyu-net.com/news/news/0515/news2.html

「ふくしま歴史資料ネットワーク」の取り組みについて取り上げてもらった記事です。こうした記事を続けて取り上げてもらえると、少しづつ、一般にも考えが浸透していきます。





毎日新聞 2011年5月20日 地方版
『東日本大震災:「困難越えるヒントに」県文化財保護協、22日から支援講演会 /滋賀』
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110520ddlk25040381000c.html

遠く滋賀では有志の人がこんな取り組みをしています。

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2011年05月22日
文化財関連の記事8

河北新報2011年05月20日
『文化財被害297件 宮城県教委調査 全体の16%』
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110520t13032.htm





自然史系資料保存活動の様子

北海道大学総合博物館での昆虫標本レスキューの様子
http://www.museum.hokudai.ac.jp/ohara/rikuzen/

陸前高田市立博物館の植物標本レスキュー(北大植物園編)
http://doctorsnow.blog71.fc2.com/blog-entry-137.html

大阪市立自然史博物館
陸前高田市立博物館の被災植物標本の修復支援を行っています
http://www.omnh.net/whatsnew/2011/05/post_62.html

札幌市博物館活動センター
陸前高田市立博物館の被害状況 報道用資料1
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press1.htm

陸前高田市立博物館所蔵 押し葉標本レスキューの作業 報道用資料
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press2.htm

陸前高田市の植物標本レスキュー、帯広編
http://sapokachi.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-5903.html

陸前高田市立博物館の植物標本レスキュー
http://sapporo.100miles.jp/smacstaff/article/379
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2011年05月21日
文化財関連の記事7

神戸新聞2011/05/19
『文化財レスキュー、足りぬ人材と費用 宮城』 
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0004081171.shtml

文化庁の「文化財レスキュー」事業の活動。「事業」とは言ってもみなボランティアでの参加ということで、長期的な活動に困難さがあるということが報告されている。



2011年5月18日 読売新聞
『復興へ 地域の歴史伝えたい 歴史資料ネットワーク副代表・松下正和さん』
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1302740697151_02/news/20110518-OYT8T00156.htm

歴史資料ネットワークの平時からの種まきがあってこそ、今回の震災での文書の保存活動の中核となっている、「宮城史料ネット」や「ふくしま資料ねっと」の活動があるような気がします。
特に松下さんとは、あちこちのシンポジウムでお会いしました。



産経新聞 5月20日(金)
『陸前高田の誇り救え 全国25博物館が「文化の復興」へ一丸』
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110520/edc11052013580001-n2.htm

『全職員犠牲の陸前高田市立博物館 地域の誇り標本救え 全国25館が修復一丸』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000134-san-soci

飯田市美術博物館
『被災地の資料修復へ(標本レスキュー)』
http://info.iida-museum.org/?eid=83

北海道大学総合博物館
『陸前高田市立博物館 植物標本レスキュー 始まる!』
http://www.museum.hokudai.ac.jp/hide/rescue/

倉敷市立自然史博物館友の会のメーリングリスト
『陸前高田市博物館の鳥類剥製標本レスキュー』
http://www.freeml.com/kuranet/12498/latest

自然史系の資料の保存が、全国各地に送られて行われています。指定文化財にはならないようなこういう文化財も大事に守られています。
このネットワークと情報発信は歴史資料の保存の人々も見習うものがあるのかもしれません。



毎日新聞 2011年4月26日 地方版
『東日本大震災:光圀の墓、石垣崩落 徳川ミュージアムが公開 /茨城』
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20110426ddlk08040254000c.html

徳川家のお墓は、非常に珍しい形をしています。水戸徳川家の墓所はこれまで公開されていなくて、劣化や損傷が目立つようになっていたと、少し前に聞いていました。保存科学の観点からの調査が始まったところでした。
会津の松平家の墓所も同様に非常に素晴らしいとのことでした。今度お墓参りに行ってみたいと思います。



asahi.com2011年5月21日
『福島の文化財81件が震災被害 修復不可能な例も』
http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201105200499.html

これは、県指定以上の指定文化財の被害の数で。未指定の文化財の被害は数が知れない状態。
湖の決壊で、資料館の倉庫が流されてしまったところもあるとお聞きしています。
原子力発電所の事故関係で、近寄れない地域もあります。長い戦いになりそうです。


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