木造釈迦三尊像
江戸時代中期から後期
新潟県 加茂市の寺院 (曹洞宗)
修復前 修復後 損傷状況 解体写真 修復作業 |
・表面が長年のホコリに覆われていた。 ・台座表面の漆の剥落があった。 ・台座透かし彫りの欠失(2枚)があった。
・像表面の後世に塗り直した塗料が変色して金色でなくな っていた。 ・象の表面後補彩色が剥離していた。 ・像の両耳が欠失していた。
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◆修復後記
台座は、部材の解体をするほどではないものの、漆塗膜の剥離が進んでいました。
獅子と象の後補彩色を除去すると非常にいい彫刻をされた表面が出てきました。
台座光背ともにお手本になるような御像でした。江戸時代の非常に豪華な台座です。
解体すべきところは解体しましたが、解体すべきでない部分はしませんでした。御像のいいところを引き出す。当工房ならではの修復ができました。
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