厨子入り木造薬師如来坐像
江戸時代後期
    像高14.0  厨子高47.7

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新潟県の寺院 (真言宗)           


              修復前の状況






              修復後



             解体写真


       クリーニング
主な損傷の状態
[本体]
・長年のホコリによって汚れていた。
[台座]
・多くの部材が遊離し崩壊寸前だった。

[光背]
・部材が遊離し、崩壊していた。

[厨子]
・部材が遊離し崩壊していた。
修復基本方針
・像の経て来た歴史、造像当初のオリジナル部分を尊重した修復を行なった。

主な施工内容

・剥離している漆塗膜を丹念に剥落止めし、部材を接合した。
・欠失した漆塗膜を補った。

◆修復後記
  部材が外れてしまうと無くなってしまうことが多いのですが、本像は、部材がすでに崩壊していたにもかかわらず、、全ての部材がきちんと残されていて、復元する部分はなく、非常に助かりました。

扉絵のある厨子の修復に一番時間を要しました。すごく大変でした。


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