害虫駆除
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虫喰いやカビがひどい場合には、木材を食べる害虫やカビを薬剤を使って駆除を行ないます。大きな修復工房では、大きな燻蒸釜を持っていて、臭化メチル、酸化エチレンの混合気体である「エキボンガス」によって燻蒸を行っています。博物館でも館内に持ち込む美術品全てに対して、燻蒸を行い、害虫、カビの胞子の侵入を防いでいます。

 しかし、この薬剤は、オゾン層を破壊したり、発ガン性があったりするということで、その使用が禁止の方向に向かっています。保存科学者はこれに代わる駆除方法を研究しています。

 当工房では蒸散型の殺虫剤を像と一緒にビニル袋に一定期間封入する手法をとっています。

 
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