仏像文化財修復工房
仏像は我々の祖先が信仰し、守り、手渡されてきた大切なものです。人々の思いがたくさん詰まっています。
寺院の歴史、地域の歴史の語り部となり、現代の我々に語りかけてくれます。。
この大切なものを我々は次の世代に手渡さなければなりません。
この「手渡し」の助けをするのが「仏像の修復家」です。

                   ○
                   ○
当工房では、『文化財としての仏像の修復方法と倫理』を基本に、歴史的価値を損なわない修復を行っております。
修復工房直接の受注である事や、自工房で搬出入を行うなどで、出来るだけ抑えた費用で修復出来ればと考えております。




◇文化庁主催「文化財修理技術者講習会」 
修了技術者
 


 



   
 仏像文化財保存サポート
地域歴史文化財保存支援
平時から地域の仏像・神像の保存を支援する活動を行っております。
震災応急修復・レスキューボランティアも活動中
 文化財関連記事
(Facebookページ)
 文化財に関連する記事を集めています。各地の活動を参考にしてください。 
ぶつぶつ日記
(Facebookページ)
仏像の修復の事や日々感じた事。ぶつぶつとつぶやいています。
 文化財関連求人
(Facebookページ)
文化財に関連する求人情報を集めています。
保存修復まめ知識 :仏像、文化財の保存修復についての様々なことをまとめています。

仏像の修復とは修復行程修復を依頼する時の注意点より永く保存するために損傷の種類修復の程度基準作例年表仏師系図年号あいうえお索引十干・十二支 年号対応表旧国名浄土真宗歴代門主の名前自治体文化財担当部署のページのリンク集木彫仏像の構造・技法玉眼の構造運慶について仏の三十二相仏像の手と足蓮の花と仏像の台座修復に使う道具文化財の分析方法仏像に使用されている接着剤
修復例・実績 :当工房で修復させていただいた御仏像の修復例と、執筆、記事、講演。
 調査  調査を行うことで、御像の歴史的位置付けが分かり、保存意識も高まります。
銘文や納入品が発見されることもあります。
仏像文化財修復工房とは  :当工房と管理人の紹介。
リンク集 :仏像や文化財に関する様々なリンク集。
修復家の本棚 :修復家である私のお勧めする本を紹介しています。 
過去のぶつぶつ日記 :2003.10から2015年10月までのぶつぶつ日記
●応急修復業務も行っております。
 日当と往復の交通費をみていただければ、現地で一日で出来る範囲での作業を行います。脱落した部材を接合したり、ホコリを払ったりします。
 一日あれば、結構色々な事が出来ます。
(応急修復で対応しきれない場合もありますので、ご相談に際しては、状況を写した写真をお送りいただければ幸いです。)

●仏像・神像調査も行います。
 お寺やお堂の仏像がいつ頃作られたのか知ることは、その後の保存活動にも繋がります。赤外線カメラやファイバースコープなどを用いての調査も行います。 

●お見積りは無料です。
 現地に赴いてお見積りを作成する場合、あまりに遠い所は交通費をいただけるとありがたいですが、基本お見積りは無料で行っております。実際拝見しないと、確定的な事は言えませんが、写真を拝見しての予備的なお見積りも可能です。
大法輪の2019年1月号から3月号の特集「仏像を守る」で、三回にわたって『地域の仏像を守りたい』という文章を書かせていただきました。文化財としての仏像修復について書きました。
2019年
1月号 2月号月号
 1回目は、『地域の仏像を修復する』。 2回目は、 『地域の仏像を調査する』。 3回目は、 『地域の仏像を応急修復する』 。


少しずつは知られてきている、ピカピカにしない方の、文化財としての仏像修復ですが、まだまだ認知度は少なくて、こんな事してて、こんな発見もあるという事を、写真多めで、書かせていただきました。地域の文化財のおかれている現状を多くのかたに、知ってもらえればと思います。

津南町教育委員会から『津南町の仏像・神像』1000円を出させていただきました。町内の仏像・神像の悉皆調査の中で発見した、中世の像と、近世の銘文のある御像をまとめました。あと、修復家ならではの構造・技法や、地域文化財のおかれた状況についてコラム多めで。
問い合わせ先と内容はこちらにちょっと紹介

 仏像の修復の世界では、いまだに、像の表面を全て塗り直す修復方法が横行しています。これは、お仏像のこれまで生きて来た歴史を否定するばかりか、文化財的な価値をも損ねてしまう行為です。
 このような修復方法が横行して来た原因は、これまで修復者側が、きちんとした宣伝啓蒙活動をしてこなかった弊害です。寺院の方は、我々のような文化財としての修復という選択肢を知らずに、良くない業者に任せるしか無かったのが現状です。

 こうした塗り直し修理に一つの仏像を出して、おもちゃのようになって帰って来、それからは怖くて修復に出せないという寺院の方もいらっしゃいます。塗り直し修理が、仏像の歴史的価値を損なう行為だという事を感じてらっしゃる方もおられます。
 私はこの『仏像の修復』ホームページを通じて、広く一般の方にも仏像の修復について知ってもらえればと考えています。
 
 もしかすると、仏像を一体一体直すよりも、文化財修復の概念を広めていく事の方が、結果的に多くの仏像を、塗り直し修理という『損傷』から助けられるのではないかと考えます。
 また、仏像拝観の情報を発信し、きちんとした修復が行われた仏像をより多くの方に拝観して頂き、価値観を変えて行くのも第一歩かとも思っています。

住んだ事ある場所。
東京都武蔵野市→東京都江東区→東京都千代田区→山形市→埼玉県大宮市→埼玉県北本市→新潟県田上町
工房:新潟県田上町 п@0256−57−6163

定休日は基本的に日曜日です。

このサイトを御覧になって仏像修復について興味を持たれた方、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
メール: butuzousyuuhuku.com
       
本ホームページの内容を無断で複写・掲載することは、著作権の侵害となります。
HOMEhttp://syuuhuku.com