木造阿弥陀如来立像
江戸時代後期 総高122.0cm 像高59.1cm
岩手県 奥州市の寺院 (浄土真宗)
修復前 修復後 台座解体写真 |
・表面のホコリ・ススによる汚れ。 ・表面漆塗り膜の剥離・剥落。 ・両袖口、両指先の欠失。 ・地震による落下時の顔面への損傷(修復を行わ ない) ・足ホゾがないために安置が不安定。 [台座] ・表面のホコリ・ススによる汚れ。 ・表面漆塗膜の剥離・剥落。 ・部材間の結合の脆弱化。 [光背] ・光線の欠失。(24本)
主な施工内容 |
◆修復後記
・足ホゾがなく、台座にそのまま立っていたために、2008年に発生した岩手宮城内陸地震によって転倒してしまった。
・地震によってお顔に着いた傷は、ご住職様との協議の中で、地震の記録として残したままにすることにした。こういう修復方針も興味深かった。
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