鉄で出来ている釘や鎹は、錆びて膨らんで材を割ったり、周辺の木質を炭化させて損傷を広げていきます。 これは人間でいうと癌のようなもので、年々広がっていきます。 修復においては、これを全て除去します。
錆びた鉄釘が膨らみ 材を割ってしまった 錆びにより周辺の木質が炭化し、ぼろぼろにしてしまった様子。
江戸時代の二天像の台座2基から除去した鉄釘。何度も修理が行われ、長いもので10.5cmもある洋釘・和釘が使われていた。総量で450gもあった。
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