修復前写真撮影
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修復の作業を始める前に、修復前の像の状態を写真に記録します。前後左右天地の6面と損傷写真です。台座、光背も同様に撮影します。

 ・修復前写真は、修復してしまうと二度と見る事の出来なくなってしまう、今まで慣れ親しんだ像の御姿を記録しておくという点でとても重要な写真です。

 ・損傷写真は像の損傷部分を拡大して写します。修復箇所は、非常に分かりにくくなり、どこを直したのか分かって頂けない事も多いので、修復後に見比べて、修復の効果を実感していただく為の写真となります。
特に時間のかかった修復では、修復する前の像の記憶が薄れて、修復の効果が分かっていただけない場合もありますので、効果的な写真を撮るのに苦労します。


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