現地調査
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仏像修復の見積もりを立てる場合には、写真を見ただけでは分からない事が多いです。

 像の構造、後世の修理により補われた箇所、後補の彩色など、原物を前にしてじっくりと観察し、修復の手順を構成してみなければなりません。そうする事で、その像を直すのに必要な、材料、期間などを算出する事が出来、修復費用を算出できます。

 特に後補の彩色に像表面が覆われている場合には、その下の造像当初の彫刻の状態はなかなか読み取ることは難しいです。後補の表面下が虫穴だらけだったという場合もあります。修復者は仏像の内部の損傷までも見通す目、X線のような目を養っておかなくてはなりません。


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